<ソフトバンク3-2西武>◇18日◇みずほペイペイドーム
逆転勝ちを収めると、ドームの屋根が開いてまばゆいばかりの五月晴れの青空が広がった。ソフトバンクが今季5度目の3連勝。1点を追う8回に近藤の2戦連発となる6号2ランが飛び出して試合を決めた。1点差の逆転勝利は今季9度目。26勝のうち、半数の13勝が逆転勝ちしている。僅少差はもはや、必勝の射程圏と言っていい。1点を守り切れない西武は対照的にこれで4連敗。開幕こそ連勝スタートを切ったものの、最大7連敗を含め4連敗以上が5度。どっぷりと最下位に低迷するのも無理はない。
ぐるりとピンク色に染まったスタンドのボルテージは上がったが、パ・リーグ全体の盛り上がりを考えれば、松井西武にもっともっと奮起してもらいたいものだ。南海時代からのライバル球団だったライオンズにとって、福岡は球団創設の地。まだまだオールドファンも多い。すでに同カード11試合を消化して、対戦成績はホークスの9勝2敗。一方的な戦いとなっては、ペナントレースの緊張感も薄れてしまう。ホークスは近藤、山川のFA移籍組が活躍して白星をさらって行く。毎年のように戦力をそがれていくライオンズにとっては、黒星を積み重ねるたびに悔しさも募ろう。チームの変革期には苦難が伴うものだが、まだ5月、反骨精神を見せてもらいたいものだ。
それにしても小久保ホークスは強い。「今日の勝ちは大きいよね。近藤が逆転の2ランだからね」。王球団会長は終盤に飛び出した殊勲弾を称賛した。17日の初戦は山川&近藤の「YK」アベック弾などで完勝。2戦3発と効果的な1発攻勢で連勝した。気分は悪くない。王会長は20日に84歳の誕生日を迎える。「もうこの歳になれば(誕生日は)関係ないよ」。右手を顔の前で振って苦笑いをつくったが、バースデー前の「祝砲」が華やかに打ち上がりそうな気配だ。




