年の瀬、クリスマスも終わり「いよいよ今年もあと少し…」とカウントダウンする日々で「12月28日」のすごさを確認しました。

同日は国民的スターだった石原裕次郎さんの誕生日。同時に渡哲也さんのそれでもあります。石原さんの盟友で亡き後の「石原軍団」を支えた渡さんの2人が同じ誕生日なのはすごい。ともに故人ですが日本を代表する存在だったのは間違いありません。

さらに言えば藤山直美さんの誕生日でもあります。演劇担当だった約30年前。直美さんには「あんた、いらんことばっかり書いてたらあかんで!」とよくしかられましたが、そう言いつつ気軽に取材に応じてくれた暖かい女性です。

直美さんは喜劇王・藤山寛美さんの娘さん。「藤山寛美」と言っても若い人は知らないかもしれませんが、かつては日本を代表するスターでした。見た目が似ている直美さんも演劇界では大きな存在です。

その藤山寛美さんに似ていると言われるのが阪神の岡田彰布新監督。だからという訳ではまったくありませんがこの秋から冬にかけて岡田監督の“露出”もすごかった。

連日の取材攻勢、日刊スポーツを始めとするスポーツ紙でその名前を見ない日はありません。「阪神を勝たせてくれ」という虎党の期待がそれだけ大きいということでしょう。

岡田監督もメディアを相手にするのはお手の物なので結構、機嫌良く、こなしているようです。

来季、岡田監督には優勝につながる采配が求められます。それは当然。それでもプロなら「あの選手のあのプレーを見たからきょうは負けてもエエわ」というぐらいの気分になれることも大事でしょう。

それは選手にしかできないこと。そう思えば、あまのじゃくで申し訳ないですが「監督ばっかり目立つのもなあ…」という気持ちが少しばかり出てしまうのも本音です。

なんだかんだ言ってもプレーするのは選手。そこにこれぞスター! という存在がいなければ、やはりチームは面白くありません。

いま、球界のスターは誰でしょう。「村神様」ことヤクルト村上宗隆選手か。この日、球団史上最高の6億5000万円で契約更改したオリックス山本由伸投手でしょうか。

現状、残念ながら阪神にそんな存在はいないのでは…という気はします。

成績はともかく、阪神にとって長くスターだった藤浪晋太郎投手は大リーグに移籍する方向。そこへ来て27日に日刊スポーツが報じたニュースにも少し肩を落としてしまいました。

来年3月の第5回WBCを戦う「侍ジャパン」のメンバーから佐藤輝明選手が外れたといいます。

佐藤輝と言えば言うまでもない阪神にとって最高のスター候補生。ルーキーだった昨季は開幕から打ちまくり、藤浪投手を超えるのはもちろん、阪神どころか球界最大のスターになるのでは…という期待を抱かせました。

しかし好不調の波が大きく、2年を終えた今、そこまではいっていないのは事実でしょう。

大谷翔平、ダルビッシュ有、そして日本球界のスターとして名前を上げた村上、山本らの大物がメンバー入りする代表への“落選”がそれを物語ってしまいます。

それでも猛虎最大のスター候補は佐藤輝でしょうか。それとも、こちらは侍ジャパン入りし、来季はクローザー起用される方向の湯浅京己投手かも。もちろん他の選手でもいいのです。

「これぞ阪神、球界、いやいや日本のスターだ!」という存在が出てきてほしい。18年ぶりの優勝が期待される来季へ向けた年の瀬にそんなことを考えています。