初出場の津商が2回戦で姿を消した。

 1回戦で熱中症の影響で両手の親指がけいれんし、7回途中で降板したエース坂倉誠人投手(3年)が3回に5連打を浴びて3点を献上し、7回13安打4失点で降板。打線が2点差まで追い上げたが、及ばなかった。

 試合後、涙がこみ上げてきた坂倉は「泣かないと思っていたんですが…」。鳥羽は練習試合で何度も対戦し、お互い手の内を知り尽くしていた相手で「向こうが上だった。甲子園で1つアウトを取ることの難しさを知った。でも、2試合プレーできたことは光栄に思う。甲子園でしか味わえない、うれしさ、喜び、悔しさがあった。今後の人生に生かしたい」と、振り返った。