創成館は高崎健康福祉大高崎の得意とする機動力の封じ込めに成功しながらも、8回に5点を奪われて2回戦で姿を消した。

 2回1死一塁から相手走者をけん制で刺した。バッテリーの予測通りだった。大田圭輔捕手(3年)は「次に走ると思って、けん制させたら引っ掛かった」と話せば、藤崎紹光投手(3年)も「流れを引き寄せたいと思った」と振り返った。相手の盗塁数も0。大田は「自信になると思う」と胸を張った。

 8回には鷲崎淳外野手(3年)の右中間を破る適時二塁打で同点としながらも、直後に5点を奪われて悔しい敗戦となった。それでも稙田(わさだ)龍生監督(51)は「光と勇気を与えてくれた2試合だった」と選手をたたえていた。