今秋ドラフトの超目玉、早実(西東京)清宮幸太郎内野手(3年)が2日、東京・国分寺市の同校で、広島、日本ハムを除く10球団と面談した。

 広島は清宮を指名しない方針を明らかにした。この日スタートした清宮との面談に、広島は加わらなかった。松田オーナーは「(面談に)行かないということは、そういうこと」と話した。8月のスカウト会議では、ドラフト1位候補にあたる「A評価」とするなど、高校通算111本塁打を記録した打撃を高く評価していた。だが、現場は走力のある選手を要望しているという。松田オーナーは「打撃は素晴らしいものがあるが、うちのスタイルじゃない」と決断。注目スラッガーの存在にも、広島の方針にブレはなかった。ドラフト1位候補には、ヤマハ・鈴木博志(20=磐田東)、立命大・東克樹(4年)ら即戦力投手を中心に、地元の広陵・中村奨成捕手(3年)の名前も挙がっている。