「鳥谷2世」がベールを脱いだ。

 聖望学園の背番号1、坂本颯太(3年)が9回頭から3番手で登場。初登板の力みからボールは抜け気味だったが、ストレート主体で0封リレーの最後を締めた。

 「夏はとにかくスタミナが必要。ストライクを先行させて低めに集めて打たせて取る投球を目指したい」。遊撃も出来、マウンドにも上がるとなれば、OB鳥谷(阪神)とイメージがかぶる。

 岡本幹成監督も「鳥谷が2年の時(98年、西埼玉大会で4強)も、2年が5人いた。今年も6人がスタメンに出る若いチーム。あのときのように大量点を奪うより確実に1点を取る野球で、ここに坂本らがうまくかみあえば」と20年前への戦術回帰を目論む。