春夏通算27度の甲子園出場を誇る名門の樟南が、夏は20度目の出場を目指し7回コールド発進した。ドラフト候補で最速145キロの鹿児島NO・1左腕、松本晴投手(3年)が制球抜群の直球主体に、キレのあるスライダーを交え1安打無失点で初戦突破に貢献した。

 10奪三振の力投だった。好スタートを切り「甲子園には小さいころから通っていました。あの舞台に立ちたい」。大阪府の出身で、凱旋(がいせん)登板に夢を膨らませた。