錦城学園・石野田拓斗投手(3年)が初先発初完封で初戦を突破した。

 初回に先頭を失策で出したが、その後は危なげない投球。四死球ゼロの制球力を見せ、大事な初戦で初完封をやってのけた。野球部の3年生で唯一特進クラスに所属する179センチの右腕は「0点に抑えられてうれしい。今日は強い気持ちで投げられたと思います」と控えめに喜んだ。

 打線は初回に先制し5回までに3点をリードしたが、残塁は10を数えた。玉木信雄監督は「初戦まですごく日数があったので難しかった。打線がなかなかチャンスを生かせず苦しかったと思うが、石野田は気持ちが切れずに安定してきた」と振り返った。