初戦は1得点だった関東第一が、打線を大幅に組み替え、6回コールドで大勝した。プロ注目の石橋康太捕手(3年)を4番から3番に変更するなど、新たに組んだ打線が14安打で12得点。米沢貴光監督は「(先発)茂は夏初登板ですし、何とか打線でカバーしようという話をしました。振れている選手を前に上げて、早い回に点を取りたかった」と言った。

 高校通算56本塁打の3番石橋は4打数1安打。米沢監督は「守備のことで頭がいっぱい。だいぶ守備に気を使っている。次からはもっと苦しい戦いになる中で、打つ方でも期待したい」と言い、石橋は「去年はキャッチャーのせいで負けた。2試合で1失点なので、守備はしっかりとできている。今年は甲子園に行くことしか考えてない」とチームの勝利を追い求める。

 初戦の8番から5番に打順を上げた泉健太内野手(3年)が左翼席へのソロを含む3安打と活躍するなど、打線の調子は上向いてきた。