甲府工が昨夏4強の日本航空に競り勝ち、4強入りを決めた。

 1-4で迎えた8回に3点を奪い、なお2死一、三塁。6番風間球星捕手(3年)が外角の変化球をとらえ、勝ち越しの中前適時安打。これが決勝点となり、一塁上で大きくガッツポーズし雄たけびを上げた。先発したエース渡辺涼太投手(3年)も9回を完投し、春の山梨大会で逆転負けした日本航空に、リベンジを果たす白星を挙げた。

 風間は「ネクストバッターサークルでイメージしていた。変化球で来るだろうなとの読み通りの球を打てた」と笑顔。21日の準決勝の相手は第1シードの山梨学院。「また次、切り替えて対策したい」と次戦を見据えた。