優勝候補の東海大菅生が、都立の八王子北に大苦戦した。

 8回まで1点をリードされたが、途中出場の石田隆成内野手(2年)が勝ち越し適時二塁打を放ち、1年生で5番を打つ杉崎成内野手がダメ押し2ランを放って終盤で逆転勝ちした。

 相手の八王子北は日大二、桜美林の強豪私立を破ってきた。勢いに乗る都立高校にヒヤヒヤ勝利した若林監督は「やられたかと思った。相手投手は7、8割が変化球。狙っていったが、バカみたいに真っすぐの高めを打ってフライだった」と苦笑い。それでも石田は「夏の公式戦は初打席。気持ち良かった」とニッコリ。杉崎も「前の打席で石田さんが打ってくれて楽になった」と公式戦の初アーチで高校通算6本目の1発を笑顔で振り返った。