八戸学院光星(青森1位)はエース右腕・後藤丈海(2年)が散発7安打2失点で完投し、3年ぶりの4強を導いた。

8回2死満塁のピンチを外角直球の見逃し三振で脱し、気迫の雄たけび。「センバツを目標にやってきた。自分たちの代で出たい」と目安の決勝進出に向けて、気を引き締め直した。今夏の甲子園では直前でメンバーを外れた悔しさを味わった。アルプス席で前日14日の専大北上戦に好投した山田怜卓投手(2年)と「2人で甲子園に来よう」と誓い、切磋琢磨(せっさたくま)。球速は130キロ台だが、下半身を重点的に鍛えて制球が急成長中だ。仲井宗基監督(48)からも「1番をつけているのは、勝ち切ることが一番できるから」と信頼を得ている。