日本が「誤審疑惑」を浴びた。

3回1死一、三塁の守備。投手は宮城大弥(3年=興南)でカウント1-1からの3球目を台湾の選手が空振り。ダブルスチールを仕掛けられ、捕手山瀬慎之介(3年=星稜)は二塁へ送球。二塁手坂下翔馬(3年=智弁学園)が二塁手前でカットし、一塁走者を挟殺プレーに追い込んだ。一塁に戻ろうとする走者をボールを転送された一塁手韮沢雄也(3年=花咲徳栄)がタッチし、一瞬握り直すようにし、ディレイドスチールを仕掛けた三塁走者を刺そうと本塁へ送球した。台湾の走者の本塁へのヘッドスライディングと同時で、捕手山瀬は追い気味にタッチ。セーフの判定となった。

その後、一塁走者もセーフと判定された。

この一塁セーフの判定に永田裕治監督(報徳学園)がリクエストを要求。映像では韮沢が走者の太ももにしっかりとタッチしていることが映し出されたが、判定は覆らなかった。

今大会では1回のリプレー検証が認められ、成功すれば回数は減らず、失敗すれば無くなってしまう。前日1日の米国戦では4回2死から、韮沢の遊ゴロにリクエスト。一塁手の足が離れており、セーフに覆った(記録は遊撃手のエラー)。そこから7者連続出塁で5得点を奪った。