夏の甲子園で初優勝した履正社が、準々決勝に駒を進めた。今春の大阪王者・大商大高に5回コールド。大量の四死球をもらって、初回から得点を重ねた。

主砲の小深田(こぶかた)大地内野手(2年)に、待望の1発が出た。高校通算24号は今秋の公式戦初アーチ。2回の先頭で右翼席に運んだ。甲子園帰りから、グリップの位置を少し下げる新フォームに取り組んでいる。レベルの高い投手に対応するためで「まだしっくりこないことも多いが、今日は振り抜くことができた」と振り返った。

3枠ある近畿大会出場権にあと2勝。準々決勝の日程は未定だが、準決勝は10月5日、決勝は6日。

履正社は29日開幕の茨城国体にも出場する。小深田ら2年生も6人が参加する。国体決勝は10月2日に行われるため、勝ち進んだ場合、帰阪後すぐに大阪準々決勝を戦うことになり、スケジュールはタイトになる。

16年秋は2年生だった現ロッテ安田らが参加した岩手国体で優勝。帰ってきてからも勝ち続け、近畿大会で優勝。センバツ切符を手にしている。