長崎県勢初の国体優勝を狙った海星(長崎)は、関東第一(東京)に敗れ、準優勝となった。
日本一長く続いた高校野球生活をやりきった。エース柴田蓮人投手(3年)はすがすがしい表情だった。「緩いボールに反応され、捉えられた。向こうの打線がしっかり振ってきていた。強いチームとやれて楽しかったです」。準決勝の履正社(大阪)戦では、強打者がそろう相手打線を、緩いカーブを駆使して緩急をつけ、7回8安打2失点と粘投。だが、この日は1-1の3回1死から2者連続弾を浴びるなどふるわなかった。
この日対戦した関東第一とは同じホテルに宿泊。夜の空き時間には素振りを一緒に行ったり、お互いの地元トークで盛り上がるなど交流を深めた。柴田は「大久保くんに盗塁しないで、と言いました」と、50メートル5秒7の俊足・大久保翔太外野手(3年)に警戒していたが、初回に先頭打者の大久保に左前安打を許すと、次打者の初球にボークの判定を受けた。そこから中前安打を許し、先制点を献上。「気にしてしまいました」と苦笑いを浮かべていた。
ベンチ入りは全員3年生で決勝戦は16人全員が出場した。加藤慶二監督(45)は「3年生中心でつかんだ甲子園。最後は3年生でと思っていました。選手に感謝しています。いいチームになりました」と成長に目を細めた。

