中京大中京(愛知)が、県岐阜商を9-6で下し、11年ぶり10度目の東海王者となった。

最後は6回から2番手で登板したエースの底力で秋日本一への挑戦権をたぐり寄せた。4点リードの8回に高橋宏斗投手(2年)は3死球と乱れて同点とされた。だが1点を勝ち越した9回なお2死一、二塁。高橋宏は死球覚悟でベースにへばりつくように打席に立った。捕逸でそれぞれ進塁後「当たれば奇跡」と謙遜しならも2点適時打を放つと、その裏を無失点で切り抜けた。

昨秋は東海大会準決勝、今夏は県準決勝で敗れた。「代表に入るのが目標だった。全国レベルの高さを知りたい。神宮制覇の目標を見失わないようにしたい」。明治神宮大会では17日に星稜-明徳義塾の勝者と対戦する。