北海道高野連が2日、中止になった今夏の選手権予選となる南北北海道大会と各地区大会の代替大会として、北海道独自で「夏季北海道高等学校野球大会」として全10地区大会と南北北海道大会を行うことを発表した。部活の自粛が続いている札幌地区以外の9地区は7月11日以降、札幌地区は7月18日以降の開幕を目指す。感染拡大防止に配慮し、各地区大会からすべて無観客とし、例外として野球部員や部員の保護者の観戦は認める。ブラスバンドなどの応援は行わない。

メンバー登録は例年通り18人だが、毎試合変更可能とする方針。原則、週末と祝日開催で、7月26日までに各地区代表を選出し、南北大会は8月上旬の開催を目指す。会場は南大会は札幌円山、北大会は旭川スタルヒンを予定しているが、状況次第で変更する場合もある。南北大会出場校は、昨年までの各16校にするのか、8校に絞るのか、来週末までに各地区の状況を確認し詳細を詰める。

ベンチ内で選手がマスクを着用するかどうかは今後、検討していく。各試合の運営に携わる当番校は極力、人数を減らし原則、試合をするチーム同士でまかない、人手が足りないケースが出てきた場合は随時、対応策を考えていく。感染状況次第で、1地区でも大会が行えない状況となった場合、その他の地区大会は継続して実施するが、南北大会は行わない。基本的には、いずれの大会も、開幕1週間前の状況をもって、可否を判断する。