由利の「二刀流」佐藤哲矢捕手(3年)が4番の意地を見せた。初回にプロ注目右腕・長尾から先制2ラン。「感触は完璧だった」と左翼芝生席に運んだ。

さらに8回には救援し、最速139キロをマーク。今大会はけがで代打1打席のみの出場だった安保勇咲主将(3年)の思いを背負い戦った。「勇咲を出させることができずに負け、優勝できなかったことが一番悔しい」。卒業後は社会人を経てプロを目指す。