創価は右腕エースの森畑侑大投手(3年)が好投、得点機にはきっちり得点する無難な試合運びだった。

森畑は相手先頭打者にいきなり二塁打を許し、犠打で1死三塁の危機を迎えたが後続を連続三振に仕留めた。危なげなく5回を投げ、1失点にまとめた。「指のかかりがよく、真っすぐが走り、スライダーがよく切れた」。

新型コロナウイルスの自粛期間中に、下半身を安定させるため、体重を増やした。「10キロくらい増えました。今は絞って5キロほど落としましたけど。球にキレが出てきた」。現在は184センチ、84キロと体のバランスもよくなった。

片桐哲郎監督(44)も「森畑には、相手には気持ちで負けるな、と言ってあった。いい投球だった」と話した。

打の殊勲は6番の石田清外野手(3年)。4の4、5打点と当たりまくった。石田は7月28日の千歳丘戦で本塁打を放つなど、打撃好調だ。「本当に努力を惜しまない子。こういう選手が活躍すると何よりうれしい」と同監督は言った。