東西東京大会優勝校による東西決戦が10日、行われる。夏の東京NO・1を決めるのは、選手権の代表校が東西に分かれる前の73年以来47年ぶり。コロナ禍で甲子園は中止となったが、約半世紀ぶりの頂上決戦が実現する。

東は9年ぶり夏優勝の帝京。加田拓哉主将(3年)を中心に結束し、エンドラン、スクイズなどを確実に遂行。田代涼太、武者倫太郎、柳沼勇輝の3投手(いずれも3年)を中心に1試合平均0・8失点と守りも堅い。前田三夫監督(71)の采配にも注目だ。

西は3年ぶり夏優勝の東海大菅生。投打に層が厚い。若林弘泰監督(54)の実力主義により、レギュラーにはスーパー1年生の福原聖矢捕手も名を連ねる。高校通算52本塁打の杉崎成内野手(3年)を中心とした打線は、1試合平均7・8得点と強力だ。