今秋ドラフト候補の中京大中京(愛知)・高橋宏斗投手(3年)が、9回にこの日最速の153キロを計測した。同点の9回2死一塁、1番三田を2球で追い込むと、3球目に外角に直球を決めて見逃し三振。球速は153キロと掲示された。これが、この日139球目。おとろえ知らずの剛速球を続けた。

初回からいきなり152キロを計測。2番打者の白石に投じた3球目、高めのボール球となったが、甲子園の電光掲示板には「152km」と表示された。その後も150キロ台前半の直球を連発。3-0の4回に2個の死球がからみ、同点に追いつかれたが、その後は無失点投球。智弁学園の先発・西村王雅投手(2年)と投手戦を繰り広げた。

高橋は10日の愛知独自大会決勝・愛知産大工戦で、自己最速を更新する154キロをマークしていた。