南海、ダイエー、西武、阪神でプレーした佐々木誠監督(54)が指揮する甲子園初出場の鹿児島城西は、1-3で加藤学園(静岡)に敗れた。

エース右腕の八方悠介投手(3年)が140キロ前半の直球を軸に粘るも8回にランニング2点本塁打を浴びるなど3失点で、8回途中に降板。打線も相手先発のチェンジアップ、カーブ、スライダーなどを交えた配球を打ちあぐねた。

だが9回に意地を見せた。1死一塁でパワーがある代打の砂川侑弥捕手(3年)の適時二塁打で歴史的な1点を奪った。佐々木監督は「苦しかったが、3年生が1点取ったんで良かった」と健闘をたたえた。