明石商 6回2死二、三塁で、井上隼斗(3年)の左前2点適時打が均衡を破った。

直前の福本綺羅(2年)がスクイズを失敗した直後だけに、流れを引き寄せた。「下級生は失敗もあるので、自分がカバーしてあげようという気持ちだった。体重を増やしてきた成果が出て内野の頭を越えてくれた」。

昨夏の甲子園準決勝は一ゴロ。悔しさを胸に今冬は大好物のから揚げをおかずに、1日1升の白米を食べて60キロから一時は77キロまで増量。「太り気味で重かったけれど、今がベストで軽快でした」。階段ダッシュなどで72キロまで絞り込み、躍動した。