投打がかみ合った東海大相模が福岡大大濠に快勝し、3年ぶりの4強入りを決めた。

東海大相模は序盤から打線がつながった。1回に小島大河捕手(3年)の適時三塁打など4長短打を集め、2点を先取。2回には門馬功外野手(3年)の左翼への2ラン、小島の2打席連続の適時打などで4点を加え、3回にも1点を加点した。

門馬敬治監督(51)の息子の功は、二塁打が出ていればサイクル安打の3安打2打点の活躍。この日、急性胃腸炎のためベンチ入りメンバーを外れた大塚瑠晏(るあん)内野手(3年)に代わって務めた主将として、チームをけん引した。

投げては今大会初先発の背番号「1」、石田隼都投手(3年)が福岡大大濠打線を3安打完封。3回を除く毎回の14三振を奪う好投をみせた。

門馬監督は「(打線は)ここ2試合結果が出ていなかったが、積極的にバットを振りにいく姿勢が結果につながったかなと思う。目線を下げて、センター中心に打ち返すということを、選手たちが徹底してくれた」と打線の奮起を評価した。完封した石田については「今日はよく頑張った。また次も期待に応えてほしい」と話した。

石田は「変化球は高さがよかった。次も任されたイニングを全力で投げたい」と力を込めた。