北海道栄が6回コールドで札幌静修を下し、準優勝した16年以来となる春の全道大会決勝進出を決めた。

1回に川越亮輔一塁手(3年)の適時打で先制するなど、4回までに大量7点を奪い、試合の主導権を握った。

5回には川越が中堅バックスクリーンに飛び込む1発。6回に2点を加点し、コールド勝ちを決めた。

投げては先発した背番号9で主将の小沼快登投手(3年)が6回5安打無失点の好投。「初先発ということもあって、初回は緊張で球が浮いてしまったが、後半は低めに集められた」と振り返った。

決勝戦へ向け糸瀬直輝監督(45)は「なんとか勝って自信をつけさせてあげたい」と話した。

◆北海道栄対札幌日大 道大会では過去4度対戦(夏3、秋1)で札幌日大の3勝1敗。初対戦は10年夏の南北海道大会準々決勝で札幌日大が延長12回の末、3-2で勝利。以降、札幌日大が3連勝したが、直近の13年夏の南大会1回戦で北海道栄が4-2で初勝利している。決勝での対戦は初めて。