元プロの横田真之監督(58)率いる鹿児島商が95年以来14度目の全国切符へ向け快勝発進した。

ロッテなどで俊足巧打の外野手として活躍した指揮官の指導で向上した打撃を武器に、初戦の明桜館を11安打10得点の6回コールドで撃破した。

自慢の打撃爆発で、就任3年目の指揮官は「初戦としてはいいスタートが切れた」とニッコリ。鍛えた打線に「投手を助けないように伝えている。無理して難しい球を振らないよう、自分のペースで力を抜いてバッターボックスに立つよう指示した」。選手は現役時代、俊足巧打の外野手として活躍した横田監督の指示を忠実に守り、躍動した。