飯田OIDE長姫が、初回に7連打などで10安打を集めて大量13点を奪い一気に試合を決めた。先発の右腕、松下秀投手(3年)は4回で8連続三振を含む10奪三振と圧倒。1安打を許したものの、下高井農林にバッティングをさせなかった。松下は「初戦の緊張感はありました。今日はストレートとカーブでした。ただ、最後の方はスピードがいまひとつだったと感じました」と、冷静な口調で振り返った。最速は143キロで、この日は投げなかったスライダー、フォークもある。8日の飯田との2回戦に向けて「春は延長で1-2で負けているので、やるしかないです。大胆にいきたいです。気持ちですね」と意識を高めていた。

完敗を喫した下高井農林は、主将の丸山愛斗内野手(3年)が4回2死三塁で松下からチーム初安打となる中前適時打を放ち一矢報いた。丸山は「走者を何とかかえそうと必死でした。打ったのはインコースのストレートです。ストレートを狙ってました」と、振り返った。