昌平のプロ注目のスラッガー吉野創士外野手(3年)が、本領を発揮した。NPB9球団のスカウトの前で4打数2安打1打点。7回コールド勝ちでの16強入りに貢献した。2回2死一塁、外角直球をとらえて左中間を破る適時三塁打。大きなガッツポーズをベンチに向かって決めた。大会前に腰を痛めており本調子ではないが「自然と出ました。久しぶりに(長打が)打てたので、気持ちが楽になりました」と話した。

ロッテジュニアでともに戦った千葉学芸のスラッガー有薗直輝内野手(3年)は、4回戦で敗退。「夏は何があるか分からない。最後まで全力で」と連絡がきたという。吉野は「自分たちも気をつけて、接戦で1本打てるようにしたい」と意気込んだ。

▽スカウト評

広島苑田スカウト統括部長「インサイドからきれいにバットが出て、柔らかさもある。木製バットでも打てると思う。いい打者」

巨人榑松アマチュアスカウト統括 スカウト部次長「打球の上がりが、素晴らしい。(フライも)ちょっとズレているだけで、いい感じで振っているし紙一重。走攻守でレベルが高い」