夏の甲子園で初の決勝進出を目指す智弁学園(奈良)が小畠一心投手(3年)の3ランで先制した。

4回2死一、二塁から甘く入った116キロスライダーを強振。浜風にも乗ってレフトスタンドへ運ぶ先制の3ランとなった。

26日の準々決勝では明徳義塾(高知)に9回に2点を奪って逆転サヨナラ勝ち。前回4強入りしたのは95年。小坂将商監督(44)が当時主将で、準決勝では「4番中堅」で先発出場も、4打数ノーヒット。試合も1-3で星稜(石川)に敗れた。「あの試合は僕が打ったら勝ってた試合だった。だから、お前らは打って、越えてくれと伝えました」とナインに夢を託していた。