センバツ初勝利をおさめた国学院久我山(東京)に、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(48)からお祝いのメッセージが届いた。

24日、オンライン会見に臨んだ尾崎直輝監督(31)が「『初戦の勝利おめでとうございます。次の試合も見ています』というお話を頂きました」と、笑顔で明かした。

昨秋に臨時コーチとして同氏から指導を受けた国学院久我山は、22日の初戦・有田工(佐賀)戦から、指導の成果を発揮した。甲子園での試合に緊張もあったが、「緊張はするもの」、「緊張をいい緊張にする」という教えを選手間で再共有。平常心を取り戻し、勝利をつかんだ。

25日の2回戦では8強入りをかけ、高知と対戦する。上田太陽主将(3年)は、チーム打率3割超えの攻撃力を警戒。「ある程度の失点を覚悟した上で、自分たち野手が1点でも多く返していければ」と冷静に話した。

ナインは大会前に設定した「センバツ1勝、久我山の歴史を塗り替えること」を実現。新たに立てた目標は「ベスト8入り」。次戦もイチロー氏お墨付きの全員野球を発揮する。