大阪桐蔭が近江(滋賀)との近畿勢対決に4本の本塁打などで大勝し、根尾、藤原らで春夏連覇した2018年以来、4年ぶり4度目の優勝を果たした。春夏合わせた日本一は9度目。昨秋大阪大会から負けなしの20連勝とした。

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「春は投手力」などと言われ、圧倒的な打力を見せるチームは少ない。大阪桐蔭は4試合で51得点を挙げた。大会通算50得点以上のVは39年東邦商(5試合59点)06年横浜(5試合54点)に次ぎ3チーム目。1試合平均は12・8点と史上初めて12点を超えた。

新チーム結成以来、これで公式戦20連勝。松坂大輔らの横浜が97年秋から続けた不滅の公式戦44連勝を狙えるほど、チーム力は高い。当時の横浜もセンバツ終了時でちょうど20連勝だった。公式戦連勝は、加盟校が多い都道府県でないと数が増えない。大阪府なら試合数はある。前例では藤浪晋太郎らの12年がセンバツV後、国体まで26連勝。藤原恭大、根尾昂らの18年はセンバツV後に24連勝している。このまま勝ち続け、大会が予定通り開催されれば、さらに連勝しそうな勢いだ。【織田健途】