第61回春季全道高校野球地区予選の組み合わせ抽選が27日、十勝など4地区で行われ、室蘭地区の苫小牧中央は、ひとまわり成長したエースを中心に、14年以来8年ぶりの春全道につなげる。

昨秋の全道大会は初戦で滝川西に敗れたが、最速148キロの右腕、斉藤優汰(3年)の注目度は高く、春先に日本ハムなどNPB8球団の視察を受けた。冬場に体重を10キロ増の91キロまで上げ、球速も平均145キロを維持するなど、順調に成長。渡辺宏禎監督(53)は「秋は課題だらけだったが、確実に質は上がっている」と、本番での活躍を心待ちにしている。