第104回全国高校野球選手権大阪大会(7月9日開幕、京セラドーム大阪)の組み合わせ抽選会が大阪市内で行われ、史上3度目の甲子園春夏連覇を目指す大阪桐蔭は7月18日の大阪シティ信用金庫スタジアムの第2試合で、連合チームの南・西・桜和と大手前の勝者と初戦(2回戦)を戦うことが決まった。同じゾーンに強豪の関大北陽が入り、互いに勝ち進めば3回戦で顔を合わせる。

抽選会に臨んだ有友茂史部長(57)は「夏の大阪大会はどこが相手でも厳しい戦いになると思うので、しっかり準備して負けないように頑張っていきたいと思います。今は最終的な強化期間に入っていますので、体を鍛えつつ、夏に向けてバージョンアップした形で臨めるように練習しています」とチームの現状を説明。センバツ王者で全国から追われる立場だが「決して受けて立つのではなく、1戦1戦チャレンジして戦っていきたいと思います」と語った。

大阪桐蔭は決勝で近江(滋賀)に圧勝し、今春のセンバツを制覇。春季大阪府大会も優勝したが、近畿大会決勝では昨夏の甲子園大会を制した智弁和歌山に2-3と惜敗。昨秋の新チーム結成からの公式戦連勝が29で止まった。今月18日の日体大との練習試合では、7-0と快勝。相手が1、2年生による編成で木製バットを使用していたとはいえ、大学生チームを川原嗣貴投手(3年)が完封した。だが、翌19日の東海大菅生(東京)との練習試合では、1-10と完敗。センバツ制覇に貢献した前田悠伍投手(2年)が5回7安打4失点と打ち込まれた。

また多田晃監督(44)就任後初の夏を迎える履正社は、同18日の万博での第2試合で、西野田工科と阿武野の勝者と初戦(2回戦)を戦う。