広島大会屈指の好カードは延長戦の激闘になったが延長10回に広陵がサヨナラ勝ちした。1死一、三塁から松田啓杜内野手(3年)が左前にサヨナラ打を放った。中井哲之監督(60)は「ホッとしました。厳しい試合をできた。(4回の内海の本塁打に)打つべきヤツが打って1点入って、いけるというか、普通になった。厳しい試合をできた。1戦1戦、一生懸命、戦いたい」と振り返った。
広島新庄に先手を奪われた。3回に先制の3点を献上。4回、好打者の内海優太外野手(3年)が右翼に完璧なアーチを放って反撃した。適時打も出て1点差に迫った。5回は暴投で二塁から生還。試合を同点に戻した。
終盤は両校ともに決め手を欠いて膠着(こうちゃく)状態になった。広陵は9回2死満塁のサヨナラ機で4番真鍋慧(けいた)内野手(2年)が二ゴロに倒れたが土壇場で意地が光った。高校通算32本塁打目を放った内海は「絶対に出てやろうと。結果的にホームランになってよかった。相手を意識せず、自分たちの野球をやるだけ」と話した。
広陵は春25回、夏23回甲子園に出場する名門校で、センバツは過去3度優勝している。18年夏以来、4年ぶりの甲子園を目指す。はずみがつく勝利を挙げた。

