<高校野球大阪大会:大阪桐蔭7-1関大北陽>◇22日◇3回戦◇大阪シティ信用金庫スタジアム
関大北陽(大阪)は大阪桐蔭の高い「壁」を乗り越えられなかった。2回に先制されたが、エース池田幸汰投手(3年)の左中間適時二塁打で同点に追いついた。だが、この後は防戦一方。OBの岡田彰布氏もネット裏から見守る中、7回に力尽き、致命的な4点を失ってしまった。
それでも気迫の守備を連発した。辻本忠監督(45)は「日本一のチームを相手に戦い抜いてくれた。すごくうれしかった。サードの高橋も(ダッグアウトの)中に入りながら。あそこまで飛び込む選手じゃなかった。それがうれしかった」。6点ビハインドの8回、三塁の高橋汰市内野手(3年)はファウルゾーンへの飛球を追い、ダッグアウトまで飛び込んでいった。
「打倒大阪桐蔭」が日々の合言葉だった。必死に強敵に食い下がる。遊撃の石田隆斗内野手(2年)は好守連発だ。4回無死一、三塁。三遊間に抜けそうなゴロをダイブし、機敏なターンで併殺を完成させた。その後も、ダイブ捕球や軽やかな守備で耐えた。石田は「力の差があった」と唇をかんだ。それでも「日ごろから球際の意識をして練習してきた。強い打球が飛んでくると予測してました」と胸を張った。「負けた3年生の思いもある。来年、甲子園に行って、恩を返したい」と前を向いた。【酒井俊作】

