下関国際が、18年以来4年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。今春の山口大会決勝で惜敗した宇部工に勝利。夏の大一番でリベンジを果たした。

中盤まで両校とも無得点だったが、6回以降は点の取り合いになった。下関国際が8回表、2死満塁の好機を迎えると2番松本竜之介の打球はセンターに一直線。中堅手の寺戸翔哉が飛び込んだが届かず。フェンスに転がる間に一塁走者まで一気に生還。この回は打者一巡の猛攻で試合を決定づけた。

投げては先発した仲井慎が要所を締めた。5奪三振、5安打、3失点。140キロ台前半の直球と変化球を交互に投げ込み相手打線を封じた。

甲子園では21年春は初戦敗退だったが、18年夏には過去最高成績の8強に進んでいる。

 

◆下関国際 1964年(昭39)に、下関電子工業高等学校として開校の私立校。下関高等学校を経て93年に現校名へ。普通科、電子機械科。生徒数は298人(女子52人)。野球部は65年創部で部員72人。甲子園は春2度、夏は今回で3度出場、18年8強。主な卒業生は宮崎敦次(元ロッテ)ら。所在地は下関市大字伊倉字四方山7。上田晃久校長。