今春センバツ8強の九州国際大付は高松商に競り負け、3回戦で姿を消した。今大会注目で182センチ、104キロの巨漢スラッガー、佐倉侠史朗内野手(2年)内野手(2年)は4打数1安打。大会を通じても計8打数1安打で長打なしと苦しんだ。楠城徹監督(71)は佐倉に真冬の鬼トレーニングを予告。高校通算21本塁打の主砲はリベンジを誓い、聖地を後にした。

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1点ビハインドの9回先頭。1発出れば同点の場面で、九州国際大付の佐倉は投ゴロに倒れた。左翼スタンドには少しのため息。佐倉もうつむいたまま自軍ベンチに戻った。「自分の実力不足です。ヒットが欲しい時に出ない」。182センチ、104キロの2年生巨漢スラッガーが、少し小さく見えた。

2回の第1打席は中前打を放った。3連打の起点になり、一時同点のホームを踏んだが、その後の打席は凡退。4打数1安打の結果に「この経験をしっかり生かせるように、今日のことは忘れないようにしたい」と唇をかんだ。福岡大会では打率5割、3本塁打、17打点でチーム3冠。満を持して乗り込んだ聖地では一転、計8打数1安打の不振だった。元プロの楠城徹監督(71)は「佐倉に関しては甲子園で打てない。今年は厳しい冬を送らせようと思います」と、真冬の鬼トレーニングを予告。それだけ、高校通算21発の主砲にかかる期待は大きい。

試合後は3番黒田、4番野田ら3年生に励まされた。「もう1回甲子園に戻ってこいよ」。「頼んだぞ」。高校最後の夏を終えた先輩の言葉に「僕には返せる言葉はなかったです」と胸中を明かした。「本当にいい人ばかり」と慕っていた先輩たち。「もう3年生と試合できないんだなっていうのが一番大きいです。悔いの残る大会になりました。次は自分が引っ張っていきたい」。

まだ2年生。リベンジのチャンスはある。【只松憲】

◆佐倉侠史朗内野手(2年)(さくら・きょうしろう)2005年(平17)11月3日、福岡県久留米市出身。小1年の時に軟式の「宮ノ陣フラワーズ」で野球を始める。宮ノ陣中では硬式の「球道ベースボールクラブ」に所属し、本格的に一塁へ挑戦した。九州国際大付属では1年春からベンチ入り。1年秋の県大会から主に4番を任され、高校通算21本塁打。憧れは西武森友哉とヤクルト村上宗隆。趣味は「寝ること」で好きな言葉は「継続は力なり」。182センチ、104キロ。右投げ左打ち。

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