高校野球の練習試合が解禁となった4日、今春のセンバツに出場する山梨学院は浦和学院(埼玉)と今年初の対外試合を行い、4-9で敗戦した。

チームは浦和学院の先発左腕・伊藤充輝投手の投球に苦戦し、7回5安打1得点7三振と抑えられた。ドラフト候補の高橋海翔内野手(2年)も快音を響かせることは出来なかった。

そんな中で活躍を見せたのが徳弘太陽外野手(2年)だ。昨年まで主に「7番」を担っていたが、初めてクリーンアップに抜てき。1打席目からカットボールを左前に運ぶなど、4打数3安打と結果を出した。「初戦からこんなに打てると思わなかった。神宮(大会)から調子が上がってきていて、それがキープできている」と話した。

8回には1死から右中間二塁打でチャンスをつくり、佐仲大輝捕手(2年)の左前適時打で生還した。吉田洸二監督(53)は「徳弘は良かった。それが今日の収穫」と、うなずいた。