第95回選抜高校野球大会が今日18日に開幕する。

17日は、甲子園で全選手そろっての開会式リハーサルが行われた。記念大会のため例年より4校多い36校が出場。開会式で全選手がそろうのは、21年夏以来3季ぶりだ。NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の主題歌、back numberの「アイラブユー」に乗せて、入場行進が行われた。

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36代表の先頭を切って、甲子園の芝生と黒土を踏みしめた大阪桐蔭・前田悠伍主将(3年)。表情に喜びがあふれた。昨年の春夏に続く3度目の甲子園でも、今回は特別だ。

「改めて最高の場所だと感じました。去年の夏はリハーサルだけみんなでやって、本番は主将だけという形になった。(開会式の)入場行進は初めてなので、全員がそろったらうれしい気持ちになるし、感動した。明日はいい開会式にできればと思います」。

ちょうど1年前の悲劇は忘れない。同じ近畿勢の京都国際が開幕前日の3月17日に出場辞退した。大会中も、対戦予定だった広島商が辞退し、大阪桐蔭は不戦勝になった。前田の快投もあり優勝したが、もろ手を上げて喜べなかった。

昨夏は準々決勝で下関国際(山口)に敗れ、グラウンドに崩れ落ちて号泣した。「入場行進で外野から内野に歩くときに、下関国際に負けたことを思い出した。それは苦い思い出なので、この大会は優勝して、いい思い出に変えたい」。

3年かかって、ようやく甲子園が元の形を取り戻そうとしている。本領発揮を誓う世代NO・1投手にとって、これ以上ない舞台が待っている。【柏原誠】

優勝旗を手に行進する大阪桐蔭・前田主将、36校の選手ら行進/センバツ開会式リハ写真特集1

選手宣誓を行う高松商・横井主将、36校の選手ら行進/センバツ開会式リハ写真特集2