開会式で、日本高野連の宝馨会長(66)がWBCを引き合いに出して高校球児を激励した。

出場校の全員が入場行進を行い「36校全員が入場行進をしてくれました。大変すばらしいですね。このようにコロナ禍以前のような形で開会式ができることを大変うれしく思います」とあいさつした。

スーツのポケットから白い硬式球を出して球児に見せながら「(WBCの)日本代表チームは大活躍しており、野球熱は最高潮に達していると思います。世界でも何億人という方が、このボールに注目しています。みなさんどうぞ頑張ってください。今日からは高校野球の番です。みなさんの出番です」と激励。

さらに「白いボールを大事にしてください。ボール、バット、グローブ、野球の道具、グラウンド、大事にしてください。1球1球、1つ1つのプレーを大事にしてください。白いボールとともに、憧れの甲子園球場で思いきり実力を発揮してください。すがすがしいハツラツとしたプレーを期待しています」と話した。

お祝いの言葉を述べた永岡桂子文部科学大臣(69)も「今、WBCが開催されています。選手の多くが、かつては甲子園でプレーした高校球児でした。みなさんもこの得難い経験を胸に、さらに躍動されることを期待します」とあいさつした。