敦賀気比(福井)は大阪桐蔭に接戦で競り負けた。東哲平監督(42)は「勝つチャンスはあるなとは思っていた。何とか一泡吹かせてやろうと思っていたけど、なかなか難しかった」と肩を落とした。

先発の背番号18・竹下海斗投手(2年)は6回2失点と好投。調子が良かったため竹下を先発マウンドに送った。「本当にうまく投げてくれたと思う。うまく緩急をつけて的を絞らさないようにうまく出来ていた。彼はベストを尽くしてくれた」と左腕をたたえた。

竹下の好投で接戦には持ち込んだが、前田から1点しか取れず。「展開としてはこういう展開に持ってきたかったのは間違いない。何とか逆転して守り切ることが出来るようになれば、甲子園に来ても勝ち上がれるチームになってくると思う」と振り返った。

◆大阪桐蔭対敦賀気比 甲子園では3度目の対戦となり、大阪桐蔭が2勝1敗とした。14年夏準決勝では大阪桐蔭が3本塁打を含む12安打で15-9と逆転勝ち。15年春準決勝は敦賀気比・松本が春夏甲子園で史上初の2打席連続満塁本塁打を放ち、平沼の完封で11-0と快勝。過去2度とも、勝者が優勝している。