史上5校目の夏春連覇を目指す仙台育英(宮城)が慶応(神奈川)をサヨナラで破り、初戦を突破した。
6回裏、2死一、三塁から高橋煌稀投手(3年)が先制適時打。8回までリードを守ったが9回表に同点に追いつかれた。
1-1で今大会初のタイブレーク(今大会から10回から)へ。10回表を無失点に抑えるとその裏、2死満塁から1番山田が左へサヨナラ安打を放った。
慶応は9回に同点に追いつく粘りを見せたが、18年ぶりのセンバツ勝利を逃した。清原和博氏の次男、勝児内野手(2年)は「5番三塁」で先発出場。第1打席で左前安打を放ち5打数1安打。しかし父に続く甲子園勝利はつかめなかった。
仙台育英・須江航監督は「声出しの応援が解禁された甲子園が素晴らしい試合をつくってくれたのかなと思います。両校のすべてを出し切った試合だったなと思います」と話していた。