山梨学院(山梨)は、光(山口)に勝利し、同校初の8強を決めた。

吉田洸二監督(53)は「結果的に勝ちはしたが、本当に久しぶりに甲子園を楽しめたという試合でした」と話した。

エースが投打で活躍した。同点で迎えた5回、先頭の進藤天内野手(3年)が左越え二塁打で出塁し、大森燦内野手(3年)が犠打で1死三塁。チャンスで回ってきたのはこの日先発、前2試合で完投している林謙吾投手(3年)。直球が少し詰まったあたりだったが、右翼手の前に落ち、逆転した。チームは8安打7得点と持ち前の打線がつながった。

林は中2日での登板で、7回2/3を5安打1失点9奪三振。「これまでの2試合よりも落ち着いてゲームに入れた」と振り返った。

次戦は大会10日目の27日、第1試合で作新学院(栃木)と対戦する。関東勢対決に吉田監督は「もともと甲子園に来る時に持っている力をすべて出し切ったと思える大会にしようと言っていた。少しでもそういう形に近づけるようにしたい」と意気込みを語った。

◆林謙吾(はやし・けんご)2005年(平17)7月30日、東京都足立区生まれ。舎人スポーツ少年団でプレーし、12球団ジュニアトーナメントのジャイアンツジュニア入り。駿台学園中では軟式の全国大会で準優勝。山梨学院では2年秋の関東大会で背番号10、今春から1番。好きな選手はデグロム投手(レンジャーズ)。将来の夢はプロ野球選手。好きな食べ物はハンバーグ。178センチ、81キロ。右投げ右打ち。

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