山梨学院が報徳学園(兵庫)を逆転で破り、山梨県勢として悲願の甲子園初優勝を果たした。

吉田洸二監督(53)は清峰(長崎)時代の09年センバツに続く優勝。甲子園通算勝利は21勝になった。

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◆異なる2校V 山梨学院・吉田監督が清峰時代の09年春に次いで優勝。2校で全国優勝した監督は原貢監督(三池工、東海大相模)、木内幸男監督(取手二、常総学院)、上甲正典監督(宇和島東、済美)に次ぎ4人目。センバツだけの2校Vは上甲監督に次ぎ2人目。異なる県で優勝したのは原監督以来2人目。

◆吉田洸二(よしだ・こうじ)1969年(昭44)5月6日生まれ、長崎県佐世保市出身。佐世保商では外野手。山梨学院大を経て、01年から13年まで清峰(長崎)監督を務め、同校で春夏通算5度甲子園に出場。06年春準優勝、エース今村猛(元広島)を擁した09年春に優勝した。13年4月に就任した山梨学院では今回が10度目の甲子園。両校合わせて甲子園通算21勝12敗。12年に大谷翔平(花巻東)がいたU18日本代表でコーチ。長男健人さん(26)は20年から野球部長。