7イニング制の紅白戦を2試合行った。高校通算25本塁打の九州国際大付(福岡)・佐倉峡史朗内野手(3年)はバットを折りながらも中前に運ぶパワーを見せた。

2試合目の最終打席。沖縄尚学の東恩納蒼投手(3年)から木製バットを折られながら体重106キロのパワーで中前へと運んだ。あまり使ったことがないという木製バットに「金属よりも難しいなと思いました。練習する機会をもっと増やさないといけない」。この日はほかにも左前へ痛烈な安打を放つなど、2試合、7打席で3安打1四球だった。

仙台育英(宮城)の高橋煌稀投手(3年)と専大松戸(千葉)の平野大地投手(3年)からは手が出ず、見逃し三振に抑えられた。「低めの真っすぐの伸びが、見たことない真っすぐで三振に取られた。ボールと思ったのが、伸びてきてストライク。すごく印象的でした」と伸びのある直球に目を丸くした。

同じ一塁手としては、広陵(広島)の真鍋慧内野手(3年)が相手チームで出場した。同じ大砲同士とあって「捉える確率は真鍋の方が高い。すごいなって。尊敬があります」と興味を示す。すでに話をしたが、「そこまで詳しく聞けていないので、また明日聞けたら」と貪欲に吸収する。