今春センバツ出場の専大松戸(千葉1位)が、4番吉田慶剛捕手(3年)の逆転2ラン本塁打で浦和学院(埼玉2位)を破り、準々決勝進出を果たした。
土壇場で粘り強さを発揮した。1-3で迎えた8回無死満塁から中山凱内野手(2年)の二塁併殺打の間に1点を返し、なお2死三塁。吉田がフルカウントからインコースのスライダーを捉えると、打球はぐんぐん伸びレフト芝生席へ。一塁を回ったところで大きくガッツポーズを見せた。
ベンチに戻ると、直前の打席で併殺に倒れた中山がかけより「ありがとうございました」と、声をかけた。「(中山は)責任を感じていたみたいで。打ててよかったなぁと思いました。今日、一番心に残っています」と、笑顔を見せた。
センバツでは準々決勝の広陵戦でソロ本塁打を放ったものの、3試合で3安打。「投手のレベルが上がると真っすぐの質が違った。振る量を増やして質を求めました」。打撃投手に近くから速いボールと、遅いボールを投げてもらい、引き込んでポイントで打つ練習を重ねてきた。「その練習が、今日の1本につながりました」と、手応えをつかんだ。
頼れる4番の一打に、試合後は持丸修一監督(75)に「お前が決めてくれて助かった」と声をかけられ、「勝負強さを認めてもらえたのかな」と、再びの笑顔。チームメートのための1打が大きな自信となり、専大松戸の4番として、またひとつ成長した。

