春夏通算17度甲子園に出場し、第一神港商時代の29、30年にセンバツ連覇の経験もある古豪の神港橘が初戦を突破した。

中間裕瑛(ひろあき)投手(2年)が好投を見せた。スコアボードに0を並べ、8回のピンチを切り抜けると、9回は城井直史監督(42)から「こんな機会はないから完封してこい」と背中を押された。9回を5安打完封し「ストレートで押していったのが良かった。緊張もあって疲れは出たけど投げ切れて良かった」と公式戦初完封にガッツポーズも飛び出した。

組み合わせが決まり、すぐに先発を告げられた。城井監督も「安心感がある。しっかりやってくれると思った」と、2年生に初戦を任せた。期待通りの投球で、接戦をものにした。

同校OBに元阪急の剛腕・山口高志氏がおり、中間も映像で見たことがあるという。中間も直球が軸の投球を目指しており「見習うところがいっぱいある。どんな打者でも、伸びてくるストレートは嫌だと思う。そこは目標にして練習している」。この試合でも直球が光った。

初戦を突破し、城井監督は「初戦をものにできたのは大きい」とホッとした表情。中間も「チームに貢献できたのはうれしい。先輩ともっと長い夏にしたい」と次戦へ意気込んだ。【林亮佑】