郡山は「森本イズム」で17得点快勝だ。同校を春夏11度の甲子園に導き、6月24日に心不全のため88歳で亡くなった元監督、森本達幸さんにささげる夏1勝となった。
教え子の岡野雄基監督(32)は大会前「今、高校野球ができる環境を作ってくれた人だから恩返しできるように」とナインに話した。
森本さんは現3年生が1年生のときに練習を見学していたという。葬儀には部員全員がユニホーム姿で参列。主将の中尾晄生内野手(3年)は「直接お話ししたことはないですが、葬儀に参列して、人望がある偉大な人なんだと感じました。指導を受けたかった」と残念がる。
森本さんが築いた、自分たちで考える野球「考動野球」は今も受け継がれている。この日の試合前には選手自ら十津川の投手の映像を見て、配球の特徴や攻略法を話し合った。その成果が15安打17得点だ。「モットーのつなぐ野球で点が取れたので良かった。一戦必勝で勝ち抜いていきたい」と次戦に向け力強く意気込んだ。
「森本イズム」を体現し、23年ぶりの聖地を目指す。【村松万里子】

