クラークが北大会記録の両チーム計33安打の打撃戦を逆転で制し、2年連続4強進出を決めた。
3回表までに1-7と6点リードされるも、3回に3番新岡歩輝投手、4番中村光琉一塁手、5番麻原草太捕手(以上3年)の3者連続ソロ本塁打で反撃開始。4回は新岡が大会タイ記録の2打席連続本塁打、5回には5安打で5点を奪い、試合を振り出しに戻した。最後は8回1死二塁で代打の八木展叶(3年)が左前に決勝適時打を運んだ。
駒大岩見沢を率いて12度の甲子園を経験した佐々木啓司監督(67)が思わず試合後、自ら当時の打線の異名を持ち出し「ヒグマ打線の復活だ。長くこの仕事(監督)をしているが、3連発なんて初めて見た」と目を真ん丸にした。1試合4本塁打も大会タイ記録。まさかの乱調と自身の送球エラーなどで3回までに7点を失った新岡は「絶対に自分が取り返すつもり」で打席に入り、結果を出した。
1年生の時、寮のテレビで駒大岩見沢の甲子園出場時の映像を全員が見て、頭にインプット。中村は「いつも10安打以上打てる打線に、自分たちもなりたいと憧れた」という。この日クラークが放った安打は20。「次もヒグマ打線で頑張ります」と麻原。7年ぶりの夏の甲子園へ、よみがえったヒグマが、エスコンの舞台でも、もうふた暴れする。【中島洋尚】

