北海道栄が延長10回タイブレークの末、札幌日大を6-2で下し、19年ぶりの決勝進出を決めた。10回1死満塁で、3番新木祥生左翼手(3年)が決勝の3点適時三塁打など4打点。48年ぶりの夏甲子園に王手をかけた。
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春全道準優勝の北海道栄が、04年以来の南大会決勝進出を決めた。2-2で延長戦に突入。タイブレークの10回表1死満塁で3番新木が、右中間を破り走者一掃の適時三塁打を放ち3点を勝ち越した。「来た球を素直に打ち返すことしか頭になかった。抜けた瞬間は喜びと、ベースをちゃんと踏んでいくことしか考えていなかった」と話した。
7回まで2-1とリードしていたが、8回裏に追いつかれた。なお2死一、三塁とピンチは続き、札幌日大の代打関口の三塁線を襲う強いゴロを、小林優斗三塁手(2年)が体を張った。「しっかり止めてアウトにしよう」。ボールをグラブに収め一塁へ送球。ショートバウンドとなったが、下山大楽(たいら)一塁手(2年)が捕球し、ピンチを脱した。
野手陣の好守に糸瀬直輝監督(48)は「あの1球が勝敗を分けたのではないかと僕は思っています。今までは守備のエラーから負けていた。一丸となってやってきたことがこうして夏につながっていると思う」と目を細めた。
前身の北海道日大時代の75年に夏甲子園に1度出場しているが、現校名に変更の00年以降、夏は初の甲子園にあと1勝と迫った。決勝は、春全道決勝で敗れた北海に雪辱する舞台。神野航汰主将(3年)は「悔しさを晴らしたい。あと1つしっかり勝ちきって、夢の舞台に行きたい」。リベンジの舞台は整った。【山崎純一】

